忙しくて書けなかったのですが…(言い訳)

2025年07月27日 12:33

①『若草物語・第1弾。そして第2弾を終えて。』〜プリメーラ目黒店様の長期レッスンとなる移動教室を終えて。
なかなか書いていく時間が取れずにいましたので今回は書き溜めたものをまとめてエッセイにしてみました。
第一回目の「メグとエイミー」のレクチャーを開始してそちらでは、通常僕たちが行っているアンティーク調としての技術紹介や参考作品、特別資料などを贈らせて貰いました。そしてその際には木毛を用いての詰め方の技術や木毛ならではの特性を生かした作り込みを行いました。
なぜ木毛がよしとされ、アンティーク調の表現に適しているのか?、穴見せの理屈とメグとエイミーのボディのクタクタ具合のお話なども木毛維持による糸リフト技術の使い方も兼ねて実演してみました。
 
それに反して今度は若草物語・第ニ弾のレクチャーでは「アンティーク調には全ての詰め物が必ずしも木毛が全てではないパターンの解説が冒頭からはじまる。」まるで第一弾のメグとエイミーの若草物語からの学んだ事実を覆す様な言葉からレクチャーは展開されました。. . . 驚きの展開の解説には日砂からの教材で透明ビニル製ヘッドを利用しての可視化を実現しながらの講師による実演で参加者のみなさんが思わずどよめいた瞬間でもありました。このレクチャーでは木毛と化繊綿の特性や、それに合わせた使い分けを学びました。
また第2弾はカラフルなアンティーク調の表現をする為の染め生地に染めていく為の技法などをみなさんには学んでいただきました。本格的に色彩の勉強もグラスアイの着色や型とりノーズの着色についてもこの会では特に丁寧に取り上げましたがみなさんが実践のお時間にはそれぞれ好みの目色を混色例を利用し実演を行い学びました。
この時点ではみなさんがベスとジョーの個性を引き出すかのような唯一無二な作品を仕上げられていて素晴らしく思いました。
最後の仕上げに全体の加工や襟につけるリボンなどを日砂の手染めで幾つかのパターンを用意してきたので(僕達からの6回も続けてご参加の感謝の気持ちもあるので)
最期には日砂の当日朝まで製作した参加者の方への全員プレゼントを贈りました。
参加された方、プリメーラ様、ほんとうにありがとうございました、教える側も成長できる様な充実の移動教室でした!
 保科直人

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